兼業や副業を後押し 厚労省 雇用保険の対象拡大を検討
厚生労働省は雇用保険の適用を受ける人の範囲を広げる方針です。
現状は、1つの会社で週20時間以上働く人が対象ですが、
複数の会社に勤務していても合計の労働時間が週20時間を超えていれば
雇用保険に加入できるよう制度を改める考えです。
【改正後の適用拡大イメージ】
A社で週10時間勤務、B社で週10時間勤務
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合計して週20時間以上であれば雇用保険の適用へ
兼業や副業で仕事を掛け持ちする労働者の柔軟な働き方への後押しとして
今夏にも課題の議論を進め、早ければ来年にも国会に関連法の改正案を
提出する予定です。
片方の会社を辞めただけでも失業手当を支給するのか、
労働時間の把握をどうするか、などの課題を議論していきます。