両立支援等助成金「柔軟な働き方選択制度等支援コース」新設
2024年4月より、両立支援等助成金に「柔軟な働き方選択制度等支援コース」が新設されました。
このコースは、育児を行う労働者の柔軟な働き方を可能とする制度を複数導入し、制度を利用した労働者に対して支援を行った場合に、助成金が支給されるものです。
「柔軟な働き方選択制度等」とは、以下の5つの制度です。このうち、2つ以上の制度を導入します。
なお、これらの制度等は、子が3歳以降小学校就学前までの労働者が利用できる制度とする必要があります。
①フレックスタイム制/時差出勤制度
②育児のためのテレワーク等
③短時間勤務制度
④保育サービスの手配・費用補助制度
⑤子の養育を容易にするための休暇制度/育児介護休業法を上回る子の看護休暇制度
助成金を受給するためには、制度利用開始から6か月の間に、対象労働者が、定められた利用実績の基準を満たすことが必要です。
助成額は、制度2つ導入の場合20万円、制度3つ導入の場合25万円となっています。
現在検討されている、育児介護休業法の改正案には、この「柔軟な働き方選択制度等」の導入が盛り込まれています。
先行して導入することで、この助成金を活用することも考えられます。