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企業への助成金増額 正社員化・離職率の低下を目指す

 厚生労働省は非正規社員を正社員に転換させたり、処遇の改善を進めたりする企業への支援を強化します。正社員化に取り組む企業への助成金の増額や、助成対象業種の拡大が柱になります。
 支援強化の柱の1つは、非正規社員の正社員化を促す「キャリアアップ助成金」の拡充です。昨年3月から今年度末までの特別措置として、助成金を1人あたり最大50万円に拡充し(原則最大40万円)、派遣先の企業が派遣社員を正社員として直接雇用した場合、さらに30万円を加算してきましたが、この特別措置を恒久化し、助成額をさらに増額することも検討されています。
 2つ目の柱は、正社員の定着率を高めることを目指す「職場定着支援助成金」の拡充です。これまでの医療や福祉、建設業、農林漁業など人手不足が恒常化していた業種に加え、製造業やサービス業なども適用対象にする方針です。
 深刻化する人手不足に対応すると同時に、正社員化や離職率の低下で労働者の能力を高め、生産性の向上も目指します。

 

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