フリーランスに係る法制度の方向性
令和4年9月に政府より「フリーランスに係る取引適正化のための法制度の方向性」が公表され、
その中で、フリーランスに業務委託を行う事業者の遵守事項が提示されています。
■フリーランスに業務委託を行う事業者の遵守事項■
①業務委託の開始・終了に関する義務
②業務委託の募集に関する義務
③報酬の支払いに関する義務
④フリーランスと取引を行う事業者の禁止行為
⑤就業環境の整備として事業者が取り組むべき事項
具体的には、①の義務として「業務委託の際の書面の交付等」や「契約の中途解約・不更新の際の事前予告」などが示されています。
違反した場合、行政から必要な履行確保措置が執行される予定です。
履行確保措置の程度によっては、事業継続に深刻な影響を及ぼす可能性もあり、
事業者はフリーランスとの公正な契約・取引に努めなければなりません。