株式会社ゼニタ様

変化し続ける組織での“労務管理パートナー”
16年にわたるお付き合い

株式会社ゼニタ
代表取締役社長 銭田 良博様
◆お客様のご紹介
銭田治療院は昭和41年に名古屋市中区に開業した鍼灸マッサージ治療院です。その後2010年に株式会社ゼニタを設立。はり・きゅう・マッサージ治療院の運営や医療機器販売や福祉用具販売貸与、介護保険、医療保険におけるリハビリの出向事業を手掛けています。2023年には、治療効果を検証する「日本臨床リカレント教育研究センター」や、ロボットを用いて運動まひの改善を目指す「名古屋ロボケアセンター千種店」を設置。開業から今日まで約60年、継承された伝統的な治療技術と最新のテクノロジーである超音波画像診断装置(エコー)を活用し、永年、様々な症例・疾患に対して東洋医学と西洋医学を融合した治療を行っています。
◆お客様の声
法人化の前から16年にわたるお付き合い
──亀井労務管理事務所とお付き合いを始めたきっかけを教えてください。
今は法人化していますが、以前は個人事業主として治療院を経営していました。法人化するすこし前のことですが、雇用するスタッフが増えてきたときに、労務管理面でのサポートが必要になり、顧問税理士より紹介していただいたのがきっかけです。
そこから現在まで約16年のお付き合いになります。労務管理全般の相談や、社会保険等の各種手続き、給与計算をお願いしています。
──具体的にどんなサポートが必要だと感じていましたか。
やはりスタッフが増えてくると、悩みや相談も増えてきますし、何より労働問題が起きる可能性も大きくなりますよね。それを事前に相談できる窓口が必要となりました。
また、当時は個人事業主でスタッフの人数も少なかったため、社会保険の適用を受けていませんでした。今後、多くのスタッフを採用し、育てていくためには、その手続きもお願いしたいと考えていました。
──現在は野嵜が担当を5年ほどさせていただいていますね。印象はいかがでしょうか。
現担当の野嵜さんは丁寧で柔らかい印象がありますね。レスポンスも早く、とても助かっています。今までの担当者の中で、一番ゼニタのことを理解しようとしてくださる姿が映りますね。
僭越ですがやっぱりこういう仕事は、相手のことをしっかりと知らないといけないと思っています。特にゼニタでは、治療院のほかにも、様々な事業を手掛けています。野嵜さんはこちらが1から10まで説明をしなくても、自分から勉強してくださっているので、話しがとてもスムーズにできます。
また現在も会社が徐々に変化するフェーズにありますが、その温度感を見ながら、何かできることなないか?という姿勢でいつも関わってくださり、とても有難いです。

社労士が関わることでの“納得感”
──会社を法人化する際に印象に残っていることはありますか。
野嵜さんの前の担当の方でしたが、法人化する際にスタッフ全員に向けて、労働基準法や社会保険、そのほか働く上で必要な法律の内容をレクチャーしていただいたことがありました。また、スタッフと雇用契約を結ぶ面談にも同席いただきました。当時は私もスタッフも、労務管理に関する知識があまりなかったので、そういった機会を設けていただいてありがたかったし、スタッフに社労士の先生がしっかりと関わってくださることを説明するいい機会にもなりました。
なにより、一度社労士の先生とスタッフが顔を合わせていますので、その後何かスタッフから相談があっても、「先生がこのように説明をしてくださったよ。」と伝えると、納得感が増すようです。法人としてスタートをする際に、このように親身に関わってくださり、その後もスムーズに進めることができました。
──治療院ならではの労務管理の難しさもありますよね。
スタッフのシフトや労働時間の管理が難しいですね。
もともと先代が個人でクリニックを経営していたころは、急患があれば、早朝や夜間対応、日曜日や年末年始などの営業時間外での対応も、柔軟に行っていました。ただ2代目の私の頃から、従業員を雇い始め、また治療院以外の事業を拡大していったことにより、これまでの働き方は通用しなくなりました。当然、交代で休憩を取り、患者様の予約にあわせて、従業員のシフトをコントロールする必要がありました。
そこでご相談したところ、「1ヶ月の変形労働制が適してしているのでは?」とご提案頂きました。導入に当たっても丁寧に教えていただいたおかげで、患者様の予約状況に合わせて、一定のルールに従い、ひとりひとりのシフト作成することが可能となりました。現在は、事業所が4か所に増えましたが、各事業所の営業形態に合わせて対応することができています。
理念やクレドの浸透がスタッフの行動を変える
──就業規則に企業理念が載っているのが印象的ですね。
企業理念やクレド(行動指針)は作成するだけでは意味がなくて、繰り返しアウトプットすることで、染みわたらせなくてはいけないと思っています。クレドについては、毎朝の朝礼でも読み合わせをしています。
──その効果はいかがでしょうか。
始めてから2年ほど経ちますが、スタッフの意識や行動がどんどん変わっていますね。これまでは暇な時間に、仕事の愚痴や言い訳がでてきていましたが、今は業務の報連相が飛び交うようになりました。スタッフ自身が主体的に行動できるようになり、体質が変化していることを実感していますね。
またゼニタはひとつの場所でスタッフ全員が仕事をしているわけではなく、出向先を含めて様々な事業所があるため、複数の場所で仕事をしています。それぞれの場所でこの理念やクレドを意識して実践することで、自分たちで何をすべきかを考えて、問題解決できるようになっていき、それがゼニタという会社としての価値を生み出すのではないかと考えています。
スタッフのポテンシャルを最大限に発揮できる環境づくりを目指して
──今後の労務管理での展望はありますか。
これまでは私が先代である父の後を継いで、会社を引っ張ってきました。医療の世界ではやはり臨床の知識や技術が重要ですので、プレイングマネージャーとして、現場を駆け回って参りました。今後は他のスタッフに、しっかり教育した後、権限を与え、その役割を任せていきたいと考えています。
そして、これまで積み重ねてきた実績をもとに、ゼニタの事業や多職種連携、治す治療、研究に意欲的なスタッフを多く採用し、お客様との信頼関係を築き、スタッフの教育に力を入れることで、スタッフの成長とともに地域の皆様を支えます。その貢献による成果をスタッフにも還元したいと考えています。そのためにも、さらにスタッフが働きやすい環境を作っていくのが今後の目標です。
──これから亀井労務管理事務所に期待することはありますか。
亀井労務管理事務所さんは他のお客様とのお付き合いもたくさんあるかと思いますので、そういった他社さんの動向や、増えてきている労働問題について、情報を共有してくださるととても助かります。また、環境改善や助成金のご案内等、その時代に合わせたご提案を期待しております。引き続きよろしくお願い致します。
──最後に一言、メッセージをお願い致します。
ゼニタは法人化から15年が経過して、事業内容も治療院を中心としながら、変化し続けています。その中でスタッフが目の前の仕事にしっかりと集中できて、自分のポテンシャルを最大限に発揮できるような環境を作っていくことが、何よりも大切だと考えています。そのためにも労務管理の大切さを実感しておりますので、これからもサポートをよろしくお願いいたします。
◆担当者の声
担当者:野嵜
私が担当になってから約5年のお付き合いになります。定期的に事業所訪問をさせていただき、会長や社長にお会いするたびに、会社や従業員様のことをはじめ、治療業界全体の成長に対しても強く熱い想いを感じております。私自身勉強させていただくことが多く、多くの刺激を受けています。従業員様とお話する機会もありますが、皆様とても丁寧で明るく、ご自身の仕事に誇りをもって取り組まれている印象を受けます。これからもよろしくお願いいたします。