労働基準法改正を巡る動向
政府は、労働基準法改正案の柱である「脱時間給制度」
(ホワイトカラー・エグゼンプション)を含む労働基準法改正案の
秋の臨時国会での成立を目指す方針です。
「脱時間給制度」は年収1075万円以上の金融ディーラーや
コンサルタントなどの専門職を 1日8時間・1週40時間といった
労働時間の規制から外し、成果で賃金を決める制度だが、
・年間104日以上の休日取得
・労働時間の上限設定
・勤務間インターバル(退社から出社まで一定時間の休息を確保する)
などの長時間労働を防止する仕組みをおり込んだ法案となり、
働き方改革は秋の臨時国会の争点となる見通しです。
働く人の健康確保とワーク・ライフ・バランスの実現のため新設された
職場意識改革助成金(勤務時間インターバルコース)を活用するなどし、
就業規則等の変更を含めた「働き方改革」を今後進めていく必要があります。