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賞与にかかる社会保険料について

6月に賞与を支給される事業主様も多いのではないでしょうか。
賞与にかかる社会保険料(健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料・雇用保険料)は、それぞれ計算方法等が異なります。
以下、詳しくご説明させていただきます。
健保組合にご加入の場合は、①②の料率については、健保組合にご確認ください。

①健康保険料
健康保険料は事業主と従業員が半分ずつ負担します。
【計算式】健康保険料 = 標準賞与額 × 健康保険料率
健康保険料率は、都道府県により異なります。
標準賞与額とは、税引前の賞与総額から千円未満を切り捨てた額です。
標準賞与額の年度累計は、573万円が上限となります。

②介護保険料
介護保険料は40歳以上65歳未満の従業員が対象です。
介護保険料も、健康保険料と同じく事業主と従業員が折半で負担します。
【計算式】介護保険料 = 標準賞与額 × 介護保険料率
介護保険料率は全国一律で、2025年度は1.59%となっています。
標準賞与額の年度累計は、573万円が上限となります。

③ 厚生年金保険料
厚生年金保険料も事業主と従業員が半分ずつ負担します。
【計算式】厚生年金保険料 = 標準賞与額 × 厚生年金保険料率
厚生年金保険料率は18.3%で固定されています。
標準賞与額の上限金額は、1ヵ月あたり150万円です。

④ 雇用保険料
【計算式】雇用保険料 = 賞与支給額 × 雇用保険料率
雇用保険料は上記①②③とは異なり、実際の支給額を基準に計算されます。
雇用保険料率は業種によって異なり、2025年度の一般の事業の雇用保険料率は、労働者負担分0.55%、事業主負担分0.9%です。

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