最低賃金（続報）

２０２４年度の最低賃金について続報をお伝えします。

国の「５０円引き上げ」という目安を受けて、２０２４年度の全国平均は、前年度比５１円増の１，０５５円となりました。中でも徳島県は、８４円増の９８０円とし、話題となりました。
大幅引き上げの背景には、深刻な物価高や、人手不足などがあります。

最低賃金が全国で最も高くなったのは、東京都の１，１６３円、最も低いのは秋田県の９５１円でした。
新たな最低賃金は、１０月１日以降、各都道府県において順次適用されます。
なお、愛知県の最低賃金は１，０７７円で確定しており、１０月１日から適用されます。

月給者の場合は、月給(※)を１か月の平均所定労働時間で割った金額が、最低賃金額以上となっているか否かを、確認する必要があります。
今年は最低賃金が大幅に引き上げられているため、最低賃金割れが発生しやすい状況といえます。
適用される都道府県別最低賃金をご確認の上、早めの対策を取られることをお勧めします。
(※)時間外手当、通勤手当等は除きます。

厚生労働省
「地域別最低賃金の全国一覧」
厚生労働省
「最低賃金額以上かどうかを確認する方法」