勤務間インターバル制度とは
「勤務間インターバル制度」という言葉を耳にされたことはあるでしょうか。
この制度は、終業時刻から次の始業時刻の間に、一定時間以上の休息時間(インターバル時間)を設けることで、従業員の生活時間や睡眠時間を確保しようとするものです。
「労働時間等設定改善法(労働時間等の設定の改善に関する特別措置法)」により、勤務間インターバル制度の導入は、事業主の努力義務とされています。
すでに大企業を中心に導入がすすんでおり、国も推進に力を入れています。
インターバル時間を確保するため、例えば以下のような手段が考えられます。
・時間外労働により終業時刻が遅くなった場合、翌日の勤務開始時刻を繰り下げる。
・ある時刻以降の残業を禁止し、翌日の始業時刻以前の勤務を認めない。
この制度の導入に関し、以下のメリットが挙げられています。
①従業員の健康維持・向上につながる
②従業員の定着・確保が期待できる
③生産性の向上につながる
労使双方にメリットがありますので、この機会に導入を検討されてはいかがでしょうか。
厚生労働省
「勤務間インターバル制度とは」