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令和5年度 雇用・労働分野の助成金について

令和5年度の助成金パンフレットが更新されています。
今年度は、人への投資パッケージや多様な人材の活躍促進など、「人への投資」に対する助成金が拡充されており
ポストコロナに対応する助成金も注目されています。

その中でも、顧問先様からお問合せの多い
「キャリアアップ助成金 正社員化コース」について要点をまとめました。

■令和5年4月1日以降の主な変更点
・生産性要件を廃止
・キャリアアップ助成金と人材開発支援助成金の訓練を活用して正社員化する場合の加算対象となる訓練の統合・拡充
など

令和5年4月1日以降の支給申請では、「正社員化コースにおける令和4年度以降の変更点について」
が影響してきますので
以下の主な申請要件を再確認しておきましょう。
①転換パターン
有期→正規: 1人当たり57万円
無期→正規: 1人当たり28万5千円
※有期→無期の転換助成は廃止されています。

②正規雇用労働者の就業規則賃金規定において、「賞与または退職金の制度」かつ「昇給」が適用されていること。

③正規雇用労働者の就業規則に試用期間の規定がある場合、試用期間中は正規雇用労働者に転換したものとは見なされず
「有期→無期」の申請であっても「無期→正規」の申請として受理され、支給額は半額となります。

④非正規雇用労働者の就業規則、賃金規定において、基本給、賞与、退職金、各種手当等のいずれか一つ以上で
正規雇用労働者と異なる制度を明示的に定めていること
その規定の適用を正規雇用転換前の6か月以上受けていること。
(異なる部分は、基本給の多寡や賞与の有無など)

⑤有期雇用労働者を正規雇用労働者に転換する場合は、就業規則上に「契約期間の定め」が必要。
契約期間に係る規定がない場合は、転換前の雇用形態を無期雇用労働者として取り扱うため支給額は半額となります。

人材の育成等を通じた賃上げ促進の政策は加速していきますので、助成金を活用できる可能性は多くなるかと思います。
まだまだ細かい要件・注意点がありますので是非お問合せ下さい。

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