雇用保険　教育訓練給付の上限を原則２年で９６万円に

厚生労働省は１１日、キャリアアップのための資格や学位の取得を目指す人を対象に支給する教育訓練給付の上限を原則２年間で９６万円に下げると決めました。当初の案では、最長３年間で１８０万円支給するとしていましたが、労使双方から高すぎるとの反発の声があったため見直しました。資格取得に時間がかかる場合には、３年間で１４４万円まで支給します。
新たな教育訓練給付の水準は、講座費の４割。資格を取得して働いている場合には、さらに２割を上乗せして支給します。給付を受けてから次の訓練を開始するまで１０年間の間隔を求めます。
公労使で構成する専門部会に見直し案を提示し、概ね了承されたため、２０１４年の通常国会に雇用保険法の改正案を提出します。