裁量労働制、本社の一括申請可能に・・・厚労省検討

厚生労働省は働く時間を本人が柔軟に決められる裁量労働制を
企業が導入しやすいように見直します。
今は、支社や工場など企業の事業所単位で労働基準監督署に申請する
必要がありますが、本社で一括して申請手続きできるようにし、
労働時間を労基署に定期報告する義務も
なくすことが検討されます。
見直しの対象となるのは、企画業務型裁量労働制です。
事業の運営に関する企画・調査・分析といった業務が対象で、
効率のいい働き方を広げて、生産性を上げる狙いがあります。
厚労省は労働政策審議会で労働基準法の改正案をまとめ、
来年の通常国会への提出を目指しており、
早ければ、2016年に施行される見通しです。